エコフィール(給湯器)の仕組みとメリット・デメリットについて解説します!

 

 

【記事要約】エコフィールの「しくみ」「メリット・デメリット」をご紹介しています。エコフィールは「少ない石油使用量でお湯が沸かせる給湯器」で、特徴は<高効率><光熱費削減><環境>の3つです。以前は捨てていた排気熱を再利用することで効率よくお湯にしています。その他にはエコフィールのメリット・デメリットについてもお伝えしています!
エコフィールにご興味のある方に向けて詳しくお話させて頂いております。是非ご参考になさって下さい✨

 

 

 

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こんにちは😊
アラカワリフォームサービスのホームページをご覧頂きましてありがとうございます!

【今回の内容】
●エコフィールのしくみ
●エコフィールのメリット・デメリット

お風呂に入ったり、洗い物をしたり、私たちの暮らしにはお湯を利用する場面が多くあります。生活に欠かせないお湯を出すために必要な機器が給湯器です。大きな違いは熱源で「電気」「ガス」「石油」の3種類あります。給湯器の多くは上位4社「リンナイ・ノーリツ・パロマ・パーパス」から発売されており、国内シェア90%以上を占めています。

今回は高効率給湯器の中で寒冷地で利用率の高い「エコフィール」のしくみやメリット・デメリットについてお話させて頂きます

 

弊社は地元に根差した水回りと室内リフォームが得意な工務店です。出張見積り無料!ご相談だけでも大歓迎です!
この記事は【エコフィール(給湯器)の仕組みとメリット・デメリットについて解説します!】をお伝え致します。

 

 

 

 

1.エコフィールのしくみ

 

 

🔶1-1|エコフィールとは?

少ない石油使用量でお湯を沸かせる
「 エコフィール 」

【少ないガスでお湯が沸かせる】効率よくお湯を沸かすことの出来る<省エネ高効率給湯器>のことを言います。その中でも<石油を熱源にしているのがエコフィール>です。今まで捨てていた熱を利用してお湯を沸かしているので効率よくお湯を沸かせます。

【無駄のないエネルギー】皆さんもお湯を沸かす時には電気や火を使うと思いますが、お鍋1つの水をお湯にするにもとても時間がかかります。少量の水を温めるだけでも多くのエネルギーが必要です。湯船いっぱいにお湯を貯めるには何百Lという大量のお湯を必要としますので、とても大きなエネルギーが必要です。エコフィールを利用すると効率よく、無駄の少ないエネルギーでお湯を作ることが出来るのです。

石油の使用量を減らすことの出来る給湯器が「エコフィール」です

 

 

🔶1-2|効率よくお湯をつくる仕組み

 

 

エコフィールはどのような仕組みで効率よくお湯を沸かしているのでしょう?簡単に言いますと「排気熱も有効利用して効率よくお湯を沸かしている」今まで利用することなく捨てていた排熱を再利用して高効率でお湯を温めています。

分かりやすい図がありますので、この図を使って詳しく解説していきますね!

 

(画像:タカラスタンダード)

【 エコフィール 】熱効率95%にアップ!
⑴二次交換器
●一次交換器から出た200℃の排熱で水を温める
●その上を2回通ることで予備加熱される

⑵一次交換器
●二次交換器で予備加熱された水が1500℃まで加熱された交換器を通り再加熱される
●その上を3回通ることでしっかり温められる

⑶中和器
●二次熱交換器で予熱加熱後に出たドレン水を排水する

⑷お風呂・キッチン・洗面室などに給湯

このような仕組みで水を温めています。従来の給湯器は水をお湯にする時に利用した200℃という大きなエネルギー(熱)をそのまま排出していました。捨てていた200℃の熱を再利用したのが”エコフィール”です。

空気中に熱を捨てるのではなく、最大限に有効利用をしています

 

 

 

 

2.エコフィールのメリット・デメリット

 

 

エコフィールは無駄になっていた排熱を有効利用して効率的お湯を作ることの出来る給湯器です。
ここでは、エコフィールのメリット・デメリットについてお話しますね!

 

🔶2-1|メリット

①熱効率がアップ!灯油使用量を節約できる!

従来の石油給湯器と比べますと「熱効率が83%→95%にアップ」しています。
効率的に水を温められますので、当然灯油の使用量も減少させることが出来ます。

●使用量の目安

石油給湯器  平均使用量:627L/年
エコフィール 平均使用量:548L/年

この使用量を比較しますと「年間79L」もの灯油を節約することが出来ます。

 

●具体的な金額は?

何円くらい節約できるかと言いますと、、、。

2022年6月までは高騰していた灯油ですが、現在11月時点では2168円/18Lとなっております。
(出典:経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査)

現在の価格は1L 当たりですと120円~124円を推移しています。

 

年間79Lの節約は18Lのポリタンクで言いますと、4個とちょっとです。

金額にすると、79L×122円=「9638円」

約9600円前後の節約が出来ますので大変経済的です!

エコフィールのデメリットである「購入時の初期費用が高い」という点も日々のランニングコストの軽減でカバー出来そうですね

 

 

②CO2の排出量が大幅に削減!地球環境にやさしい!

従来の石油給湯器と比べますと二酸化炭素排出量を「13%低減」しています。
これは今まで捨てていた排熱を有効利用することで、排出される二酸化炭素量も削減出来ます。

●二酸化炭素排出量の目安

石油給湯器  平均排出量:1560㎏/年
エコフィール 平均排出量:1363㎏/年

この排出量を比較しますと「年間197㎏」もの二酸化炭素量を削減出来ます。

 

●具体例

これは杉の木の本数で言いますと、、、。

197㎏÷14㎏=「約14.0本」

ただし、杉の木1本あたりのCO2吸収量は平均して約14kg/年としています。
(出典:環境省 地球温暖化防止のための緑の吸収源対策)

いつもと同じように使っていても自然と削減してくれますので、地球温暖化防止に貢献出来ます

 

 

🔶2-2|デメリット

①性能が高いため本体価格が高め!初期費用がコストアップ!

給湯能力、おふろ沸かしの機能、機器の設置形態、グレードによって価格は様々です。

これらの条件を統一して灯油給湯器とエコフィールで価格を比較してみますと、、、。

●条件
・給湯能力:46.5kw(40,000キロ)
・おふろ沸かしの機能:フルオート
・機器の設置形態:屋外据置形
・グレード:標準

 

●本体価格の目安
上記の条件で統一して価格を比較してみました。

石油給湯器  ¥432,300
エコフィール ¥473,330

この価格を比較しますと「約4万円」ほど高くなっております。
また、リモコンが別売りです。
種類によって価格の違いはありますが、約4万~6万円ほどです。
(※ノーリツ株式会社様のエコフィールの価格を参考にしております。)

性能が高い製品は利用する時の便利さや省エネ、節約のメリットがある反面、本体価格は高めになっております!

 

 

②ドレン水を排出するための経路を確保しなければいけない!

潜熱回収型の給湯器(エコジョーズやエコフィール)は、排熱温度を下げる時に水蒸気が発生→凝縮→結露が発生します。

この発生した水分を「ドレン水」と言います。ドレン水は垂れ流しにしてはいけません。

原則、下水道法第 2 条により「汚水」とされていますので、汚水排水設備の設置が必要です。

と言いましても、明確な取り扱いについては各自治体に委ねられている為、まだまだ曖昧なことが多いです。

ドレン水は排出量が少量であることから、雨水と判断することもあるようです。

将来的な事や環境を考慮しますと、しっかりと排水設備を設置することが大切ではないでしょうか!

 

 

③エコフィール専用の排気トップの価格も高め!

エコフィールに交換する時には専用の排気トップが必要になります。

その価格が従来のものより高めです。価格を比較してみますと、、、。

●具体的な金額の目安
石油給湯器  ¥17,800
エコフィール ¥33,000

この価格を比較しますと「約1万5千円」と倍近くの差があります。
専用部品となっています。それ以外の物を取付けられないのはデメリットと言えますね!

 

この他にも

「灯油タンクが必要。設置しなければいけない」
「定期的に灯油を補給しなければいけない」
「灯油の価格高騰時はランニングコストUPしてしまう」

というデメリットもございます。

 

 

 

 

3.まとめ

 

 

【メリットデメリットを参考に】同じメーカーであっても様々なタイプのエコフィールが販売されております。メーカーごとの違いについてもエコフィールを設置するときはチェックしてみて下さい。何においてもメリット・デメリットはあります。エコフィールの仕組みやメリット・デメリットをご参考にして頂き、リフォームをご検討頂きたいと思っております。給湯器リフォームをご検討中のお客様やどの給湯器にするのか迷われているお客様がご選択しやすいよう是非ご参考になさって下さい。

【給湯器の寿命は約10年】給湯器の寿命は約10年と言われております。万が一壊れてしまってから交換するということになりますと、お湯が出ない生活となってしまいます。当たり前のように利用しているお湯が出なくなってしまうことが想像できませんよね。壊れる前のリフォームをオススメ致します。

【ご家庭に合った給湯器をご提案致します】給湯器は住宅の配管や設置スペースなど現場の状況によってご選択頂ける機種とそうでない機種がございます。ですので、現在お使いの給湯器と「同じ設置状況」「同じ機種」の給湯器への交換が基本となります。しかし、設置タイプや給湯能力のグレードアップ、エコ仕様にするなど変更可能な場合もございます。

他にも各メーカー様から給湯器が販売されております。予算や取付け環境など、現場調査をさせて頂き、お客様に合った商品をご提案致します。もちろん無料でお見積り致します。ご希望に合わせて交換可能機種を選択できる場合がございますので、お見積りの時にお伝え下さい。

皆様のお役に立てることに喜びを感じながら日々奮闘しております。ご一報頂けますと嬉しいです!

アラカワリフォームサービスは国内メーカー全ての商品の取扱いが可能

【ご希望の商品でご提案】弊社はメーカー問わずお客様好みの商品をリフォームに取り入れることが出来ます。取り扱い可能な商品の中からご提案するのではなく、ご希望の商品でリフォームをご提案致します。皆様のお悩みやご希望、ご予算などをお伺いさせて頂き、大切なご自宅がより快適な空間となるようお手伝いをさせて頂きたいと考えております。

【清潔な現場を徹底】365日清潔な現場を徹底しております。施工中の現場が汚いのは言語道断です。散らかった現場では良い仕事が出来ませんし、施工主様はもちろん、ご近所様にも迷惑がかかってしまいます。お客さまの大切なマイホームを安心して任せて頂けますよう、誠心誠意、施工させて頂きます。また、施工の際は、ご近所への挨拶回りもしっかりと致しますので、ご安心下さい。

●お気軽にお問い合わせフォームからご連絡下さい!!

トラブルが起こらないようにするためにも、スタッフと何度も相談をし、納得できる内容のリフォームにすることが必要です。どのようなリフォームがご希望か、リフォーム業者に相談したり、モデルハウス見学を行ったりなどの下調べが大切です。どのようなお家を建てたいのかが具体的になることで、費用なども具体的となります。

皆様で話し合い、下調べを行ってからリフォームすることで、より暮らしやすいマイホームに繋がります!長く安全に利用してもらいたいですから、是非アラカワリフォームサービスにお任せ下さい!「どこに設置したらいいの?」「どんな商品があるの?」など小さなご質問も遠慮なくご相談下さい!

ここまでお読み頂きありがとうございました!またお待ちしております😌

 

 

 

 

4.あわせて読んでもらいたいオススメ記事!

▶LIXIL「入浴動作サポート商品」で安全に!|浴室の段差解消・手すりの設置

1.入浴動作サポート商品が必要な理由
2.入浴サポート商品紹介
・浴室手すり「握りバーI型」
・浴室手すり「握りバーL型」
・浴室手すり「スライドフック付き握りバー」
・浴室手すり「フラットサポートバー」
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3.まとめ
4.こちらの記事もご参考になさって下さい!

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1.縦手すりと横手すりの役割
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2.まとめ
3.こちらの記事もご参考になさって下さい!

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▶見逃さないで!給湯器が故障する前兆やサインとその対策を詳しく解説します!

1.見逃さないで!故障の前に現れることの多い前兆!!
・サイン① 着火しにくくなっていませんか?
・サイン② 水漏れしていませんか?
・サイン③ 異常音がしていませんか?
・サイン④ 煙や異臭はしていませんか?
・サイン⑤ 給湯温度は安定していますか?
・サイン⑥ 湯はり・追い炊きは出来ていますか?
2.まとめ
3.こちらの記事もご参考になさって下さい!

(記事の内容)給湯器の使用期間は約10年とされています。給湯器は故障してからの交換ですと、日々当たり前のように出ているお湯を利用出来なくなってしまいます。今回お話する給湯器の故障のサインについて知っておくことで早めに対処することが出来ますのでご参考になさって下さい。・・・・・つづく

▶窓リフォーム施工例一覧|内窓・外窓・ガラス交換|暑さ寒さの解消に効果的!

1.施工事例(窓交換・ガラス交換)
1-1小山市M様邸(横倉新田)
1-2小山市N様邸(東間々田)
1-3下野市N様邸(祇園)
2.施工事例(内窓設置)
2-1野木町F様邸(丸林)
2-2下野市A様邸(緑)
2-3小山市Y様邸(粟宮)
2-4下野市K様邸(医大前)
3.室内の暑さ寒さの解消に最適です!
・窓から伝わる熱は60-70%!
・断熱性・遮熱性を高めよう!
4.あわせて読んでもらいたいオススメ記事
5.まとめ

(記事の内容)お部屋が寒い・暑いというお悩み解決に「窓リフォーム」が有効なことをご存知でしたか?開口部(窓やドアなど)から流入したり流出したりする割合は約60%~70%でとても多いです。だからこそ、窓をリフォームすることは室内環境の安定に直結します。弊社の施工例をご紹介します!・・・・・つづく

▶バリアフリーリフォームとは?場所別・身体機能別にリフォーム内容をご紹介!

1. バリアフリーリフォームとは?
バリアフリーリフォームが必要な世代が増加してます
どのようなバリアフリーリフォームがあるのか
・段差解消
・手すりの設置
・その他
2.「場所別」のリフォーム内容
・玄関:安全に出入りする
・階段:昇り降りを安全にして負担を軽減
・廊下:各部屋への移動が安全な動線
・トイレ:立ち座りの動作補助と十分なスペース確保
・浴室:移動や入浴の補助とヒートショック防止
3.「身体機能別」のリフォーム内容
・筋力や神経機能低下・背中や腰の曲がり
・視力・聴力の低下
・心臓機能低下や血管の詰まりによる高血圧
4. リフォーム前の注意点
5.まとめ
6. こちらの記事もご参考になさって下さい!

(記事の内容)「人生100年時代」と言われる時代になりました。仕事を定年退職、子育てが一段落など、セカンドライフはどのように過ごしたいとお考えですか?趣味を楽しんだり、旅行に出かけたり、お孫さんのお世話をしたり、散歩に出かけたり、などなど。ご自宅は充実した時間を過ごした後、ゆっくりと疲れを癒したり、楽しかった時間を振り返ったりと大切な場所になるかと思います。今回は安心して快適なお住まいになるための「バリアフリーリフォーム」についてお伝えします✨・・・・・つづく

弊社で行いました実際の施工やご参考になるリフォームの情報を日々お伝えさせて頂いております。
よりよいリフォームとなりますようご参考になさって下さいませ😊

 

株式会社LIXIL様タカラスタンダード株式会社様のご承諾のもと、HPより画像の引用をさせて頂いております。

 

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